浜寺公園プール

学校が夏休みに入りました。人出は昨年よりは多いと思えるものの、コロナの猛威でやはり少ないようです。この時期、浜寺公園のプールに多くの人が泳ぎに出かけ、また伝統の水練学校が開催されます。

浜寺プールは、かつての海水浴場が埋め立てで閉鎖される代わりとして1963年にオープンしました。当時としては日本一の大プールで話題を呼び、プールがまだ少なかった時代、地元からだけでなく大阪市内などからも電車に乗って大勢の来場者がやってきました。阪堺線では臨時電車増発、南海本線でも浜寺公園駅への急行の臨時停車や、難波・浜寺公園間の臨時急行や高野線から応援のステンレスカーの運転などが思い出されます。南海浜寺公園駅から国道までの間には、水泳グッズやおなかをすかせたプール帰りの子どもをターゲットにコロッケやかき氷の店が大盛況でした。

 

現在は、時代が変わったとはいえ、電車でわざわざやってくる人は本当に少なくなってしまい、寂しい限りです。