万博のテストラン、抽選に当たったので行ってきました。
ニュースで伝えられている通りでした。入場時の持ち物検査に1時間以上並ばされ、中に入っても道案内の表示が非常に少なく路頭に迷います。案内所は満員行列です。運営側では基本的に紙媒体は用意せず、各自のスマホやタブレットで情報を取って行動せよということのようですが、Webで提供される案内図は非常に見にくく、さらに会場内無料WIFIが完璧でなく繋がらない場所が多々ありました。
さらにリングの下部以外、あまり日陰はなく、これからの猛暑の時期になると、特に炎天下の入場待ちの時などバタバタと熱中症で倒れる人が出るのではと思いました。また天候急変ゲリラ豪雨ではパニック大混乱必至です。
それはさておき、会場の外周を自動運転ではない電気バスが走っているのですが、あまり待たずに乗れるのはいいとして、乗ってもあまり未来を感じないにもかかわらず、料金だけが400円と馬鹿高なのは驚きました。万博では4000円近い「えきそば」が話題になっていますが、正にそれに匹敵するボッタクリです。
70年万博のとき会場外周にモノレールが走りました。これは確か無料だったと記憶していますが、多くの人にモノレールという未来の乗りものを経験してもらい、それがその後の日本のモノレールの発展、現在の大阪モノレールにもつながったと聞きました。重要な公共交通であるバスは、近い将来、EV化が急速に進むと思われますが、バスは「高いもんや」というイメージだけが植え付けられてしまい、特に大阪人のさらなるバス離れを加速させそうです。

西ゲートと東ゲートを結び外周道路を走る「自動運転でない電気バス」

操車場の充電スタンドとバス 多くのバスがスタンバイ

15人も乗ると満員に。ニュートラムは定員超過すると動かなくなるがバスならOK?!