
2025年10月4日から大仙公園で、古墳を斜め上から見下ろす気球が運行される予定でした。
天皇のお墓を上から見下ろすのは不敬だとクレームも多かった気球ですが、一昨年、実現目前でガス漏れにより中止となってしまいました。現在ヘリウムガスは入手困難だそうで、2年かけて供給元を捜し、今回は雪辱をかけての実施です。しかし初日と2日目、週末の土日4日・5日とも天候不良で運休、出鼻をくじかれました。
気球はかなり大きく、大仙公園内のポートは折角の緑地が広く剥がされ、しっかりしたコンクリートのアンカーがいくつも建設されています。これだけのものを作ったのなら半永久的にやらなければ破壊した草木に申し訳が立ちません。
大仙公園はパリのブーローニュやヴァンセンヌの森をほうふつとさせる、散策するのには非常にいい雰囲気の公園です。もっと市民や観光客に来てもらったらいいと思うのですが、いかんせん堺市中心部からは交通が不便です。市長が熱心になっている自動運転バスは大小路だけ走らせるのではなく大仙公園と堺駅の間で走らせたら話題性もあっていいと思うのですが。