公共交通のこと

公共交通のこと · 2025/04/10
 万博のテストラン、抽選に当たったので行ってきました。...

ロサンゼルスのLRT車両
公共交通のこと · 2025/04/07
 堺でもかつて導入が予定されたLRT。ライトレール・トランジット(軽鉄軌道交通システム)の省略形で日本では次世代型路面電車と訳されます。宇都宮や富山ではライトレールと称されることでほぼ定着しています。低床電車をLRTと呼ぶのは誤りで低床車両を指す場合はLRVと言わなければなりません。...

運賃支払いにポピュラーになってきたクレカ
公共交通のこと · 2025/04/07
 最近、交通運賃料金の支払方法が多様化しています。これまでは、現金のほか以前はスルっとKANSAI磁気カードやPiTaPa、ICOCAといったICカードでしたが、ペイペイなどのスマホ画面のQRコードを読み取るものが現れています。またモバイルチケットと称する1日券などが広まりつつありますが、交通事業者が直接提供するものではなく、ジョルダンなどいくつかのシステム提供業者が別にあり、その交通事業者と契約したシステム提供業者の会員となりクレジットカードを事前登録する必要があるなど煩わしいものです。 そのような中でクレジットカードやデビットカードを改札機等で瞬時に読み取り処理するタッチ決済が増えています。京阪を除く関西大手私鉄と大阪メトロでは概ね導入済みです(路面電車では3社ともまだです。) クレジットカードは支払いが後払いとなるため一定の条件のもとに引き落とし上限額を設定したり、割引を適用することもできます。例えば1日乗車券の代わりとして1回200円運賃で1日に3往復乗車し1200円分乗ったとしても、1日券の価格以上は引き落とさないといった塩梅です。熊本市では実際に実験を行っています。 交通運賃のタッチ決済は三井住友VISAが開発した「STERA TRANSIT」というシステムで、処理はすべてクラウド上でなされるため、こういったことが可能になります。後払いではすでにPiTaPaがありますがカード発行を申し込んても審査があってパスしないということがあります。既に複数のクレジットカードを使っていて延滞などしたことなどなくても審査が通らないことが多々あるようです。 クレジットカードは読み取りの反応が少し遅いのと子ども運賃や障がい者などの割引運賃の処理は自動改札機ではできず、バスや路面電車では運転士により操作してもらうと可能ですが、これらが欠点と言われています。しかしクレジットカードがそのまま使えるのは非常に便利で、欠点を補って余りあります。

公共交通のこと · 2025/02/23
 ようやくコロナの影響はほぼ終息したように思えるようになりました。...
熊本市5000形
公共交通のこと · 2025/02/19
路面電車も、戦災復旧が一段落し、次の時代を指向した1953~58年頃、米国のPCC車を範とした新しい技術を取り入れた高性能電車が全国で続々登場しました。 例えば大阪市の3001形、東急のデハ200形等々、それらは皆、新しい制御装置や駆動装置、防音車輪、連節・連結構造など未来を見据えた意欲的な車両でした。...

中国株州市のゴムタイヤトラム「智軌」
公共交通のこと · 2024/11/29
山梨県が2021(令和3)年に富士山五合目までのスバルラインのドライブウェイにLRTを敷設するという構想を発表しました。日本でもスイス並みにスマートな登山観光用鉄(軌)道ができるかと期待していましたが、富士吉田市など沿線の市から反対が表明されていました。...

熊本市のシンボル、熊本城と市電
公共交通のこと · 2024/10/12
 熊本市電がアクシデントやインシデント続きで国から指導を受ける事態になっています。鉄軌道事業者であってはならないトラブルが連発する背景に、現業職員のほぼ全員が非常勤職員(期限付きの契約職員)という熊本特有の事情があるようです。...

公共交通のこと · 2024/09/26
 コロナ禍時、乗客が減少しすべての公共交通事業者は対策に追われました。公共交通は30年前の国鉄民営化が大きな引き金となり、各社競争でサービス改善、利用者増に邁進しました。それまでは「乗せてやる」側=事業者の論理のみが跋扈し、乗る側=乗客の論理はほぼ顧みられませんでした。...
宇都宮駅東口で開催された1周年イベント
公共交通のこと · 2024/08/30
8月26日、宇都宮ライトレールが開業1周年を迎えました。 宇都宮市と芳賀町では1周年を記念し、様々なイベントを開催されました。延べ3万人以上が訪れ大いににぎわいました。...

坊ちゃん列車
公共交通のこと · 2024/03/24
昨年11月以来、運転士不足で運休となっていた松山名物の坊ちゃん列車が、ようやく3月20日から運行を再開しました。運転士不足もさることながら、巨額の赤字がばかにならず運休となった模様ですが、松山市の協力や市民の理解も得て再開にこぎついたようです。坊ちゃん列車は、ワンマンでの運転は不可能です。運転士と車掌あわせて3人から4人が必要で、乗客は1列車に20人乗れるかどうかでは、特別運賃を取ったところで赤字は分かり切った話です。運行開始の時の仕切りはどうだったのでしょうか。松山市の発表では、赤字はクラウドファンディングの寄付金で埋めるということですが、とても持続可能とは思えません。オール松山のシンボルを伊予鉄に運行委託している格好なので、収支は棚上げのコミュニティバス方式で運行するのが妥当と思います。

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