1980年代臨海工業地帯堺2区の基幹企業である新日本製鐵(当時)の大幅事業縮小により広大な遊休地が生じ、大阪府や地元堺市で深刻な課題になっていました。この土地の活用策の一つとして2006年に作られたエンターテイメント・コンプレックスです。工場地帯の工場跡地の活性化、にぎわい創出という命題でしたが、広大な駐車場さえあれば、砂漠の真ん中でも集客は可能という壮大な社会実験ともいえるものでした。 堺市は堺浜を副都心の一つとすることも視野に入れていてその最初の第一歩でもありました。堺市中心部とは骨太の公共交通であるLRTで結ばれる計画でした。堺市のそのようなビジョンのもと、シャープの進出が決定しました。ところがシャープの進出決定のすぐあとLRT計画は中止されてしまいました。その後も交通改善が見られぬまま10数年が経過し周辺は大企業のロジスティック、物流基地が立ち並ぶことになり大型トラックが行き交いますが、賑わいは見られません。首都圏の湾岸地区とは全く様相が異なります。