
松山の路面電車で停留場から頭をはみ出していた高校生が電車と接触したというニュースがありました。地元ではなく東京から来ていたということです。友達同士でふざけていたのではなく、多分慣れないところでやってくる電車の行き先などを確認したかったのではないかと思います。けがは大したことはなかったようで幸いでした。
遠い所の話だと、気に留めない向きもあるかもしれないのですが、阪堺電車も他人ごとではありません。
大阪市内の道路上の安全地帯は、天王寺駅前と阿倍野以外はホーム幅が狭いのはご承知の通り。それは一定やむを得ないとして、ホームの電車が入って側に丁度ホームで待つ人の視界を遮るように、交通標識や看板、掲示類が標柱に取り付けられています。ホームで待つ乗客は、電車はまだか、やって来たのはどこ行き?と(乗車口に行先表示がない車両が多くあるため前の行き先を確かめておかなければ誤乗してしまう)顔や体を線路側へ乗り出しているのを見かけます。
さらに看板に接近している乗客が電車運転士から見えにくいのです。そのため危険を避けるため入線する電車が最徐行したり一旦停止することもままあります。乗客と電車の安全運行のため待ち客の目線を遮る看板類はNGでしょう。他社局ではそのあたりはぬかりなく考えられているようです。
しかし聞くところによると、あの停留場の標柱は、広告会社のものであり電車会社が自由できないとのことです。どういうことか理解しにくいですが広告が入るアンドン部以外も勝手には触れられないようです。
事故のあった松山はカーブを曲がって停留場に進入する線形ですが、停留場で電車を待つ乗客の視界を塞ぐような掲示や看板はありません。より危険な阪堺電車で松山のような事故が起こらないよう願うばかりです。
