昨年ですが、堺大小路の自動運転バスに試乗してきました。平日に1日6便用意されていますがそのすべてが試乗用に運行されるわけでなく、午前のみ、午後のみといった日が多く試験運転、データ取りといった所を強く感じました。システム会社の人が乗り市役所の担当者が案内係として添乗、あれこれと説明してくれます。自動運転技術そのものは必用な技術であることは理解でき、説明も非常に勉強になりました。
国が想定していない都心部のドル箱路線での自動運転については、自動運転によりより多くの運転手が捻出でき、それにより周辺部の減便や路線廃止を抑止できるとの説明でした。
バスだけでなく自動走行する道路にも多くの仕掛けが施されていて、信号機から青信号の残時秒の情報が送られるといったことや、路面に磁気釘のマットを敷いていることもわかりました。
ただ非常に残念であったのは、行政が公金を投入して自動運転を推進することが、市民利用者にどのような利益があるのか説明が全く不足していたことです。先に記したように大小路シャトルバス以外の路線の減便や路線廃止の抑止という、いわば反射的な利益しか思いつくことがないのでしょうか。
大小路シャトルが自動運転されると効果として、減便の抑止の可能性があるというはアンケート項目に示されていましたが、増便となる、あるいは運行時間帯を拡大できるといった利便性の向上は想定されていないようです(大阪市の将来の交通ビジョンでは自動運転により大幅増便や都心部の終夜運行といった夢のあることが示されていました。)
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