シャープ本社が堺浜から撤退

2026316日、シャープの本社が堺市から大阪市へ移りました。

思い起こせば、遊休化していた堺2区埋立地の新日鉄(当時)製鉄所跡地に、大阪府や堺市の誘致もあって、2007(平成19)年に進出を決め工場を設けました。20167月には経営再建の一環として大阪市阿倍野区にあった本社機能も堺同地に移ってきました。

 

広大な遊休地の利用法に悩んでいた堺市にとって非常にありがたいできごとでした。シャープは堺市の未来を背負って立つとも目されていました。

 

折から堺市は堺市中心部から堺浜方面にLRT(次世代路面電車)を建設する計画を進めており、この公共交通の新規整備がシャープとしても進出地を決めるファクターの一つだったことは間違いありません。時代の先端を行くスマートなLRTは堺浜の活性化のみならずシャープの企業イメージの向上にも資するものと期待されていたのでしょう。通勤する社員役員はもちろん、訪れる取引先のお客様にもわかりやすく便利だったに違いありません。

しかしLRTは実現せず堺浜への誘致時の約束を裏切られた格好で、以降バス連絡のままで行政が主導してアクセス改善の兆しは見られませんでした。

今回の本社移転で交通が不便だったというのが理由の筆頭に挙げられています。交通不便を理由に入社をあきらめた新進人材もあったとかでシャープ側には相当ストレスがあったものと思われます。

 

バス会社がサボっているわけでなく朝の通気時間帯の7時台、堺駅西口からノンストップ急行バスが17本、普通バスが6本、住之江公園から7本走っていますが、やはりバスは鉄道並みの快適感がないのでしょうね。バスは328日にダイヤ変更され一部減便されます

 

今さらタラレバは言いたくありませんが、もしLRTが実現していたら、少なくともこのような事態にならなかったのではないかと思います。

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