阪堺電車 2月4日ダイヤ変更

また減便 
2月4日からダイヤ変更

 昨年末、阪堺電軌はコロナの影響で利用が減っているとしてダイヤ変更を行うと発表しました。コロナ禍で、阪堺電車に限らず、どこの電車会社バス会社も運行削減を含め何らかの見直しを断行しています。

 阪堺電車の変更は、平日データイム、堺市内は以前は12分ごとが14分ごとに、天王寺駅前・我孫子道間は区間運転があるので8分・6分繰り返しとなります。浜寺発着便の8分後に区間運転を運行するというパターンです。これまで、浜寺発着便に乗客が集中、遅延が発生しがちで区間運転便に追いつかれることがよく見られたので是正する試みでしょう。阪堺線恵美須町口は浜寺発着便2本に1本接続ですので28分毎になり、ほぼ30分毎となってしまいます。

 土休日のデータイムは現在とほぼ同じ運行頻度です。

 ただ、平日も土休日も早朝、夜間はかなりの減便になります。

 また、新今宮駅前の乗車券発売所が廃止、浜寺駅前の営業日と時間も短縮されます。

 堺市内で今回のダイヤ変更の前後を比べると、平日で片道あたり10本減の78本に、休日で5本減の78本になります。

 

 50億円の阪堺線支援前、廃線寸前の状態だった20097月実施のダイヤと比べても、平日で片道あたり10本減、休日で4本減となっています。高齢者割引導入などで利用者は当時よりかなり戻ったと聞いているのですが、コロナはそれを帳消しにしてさらに大きなダメージを与えたということでしょうか。

 堺市は、支援策の効果検証のため毎年乗降調査を行っています。昨年の結果を聞いてみたいもの。50億投資してもらって乗客もかなり戻って、この減便は・・?

 

 ヨソもやってるし利用者に納得してもらいやすい「今」、切り込んでおこうということなのかなと思ったりします。近いうちにもう一度ダイヤ変更が行われ、土休日の昼間も平日並みに、そして15分パターンなるのではと心配しています。

 

 

 先日、京都の嵐山電車が1乗車250円への運賃値上げ申請をしというニュースがありました。嵐山電車は観光客が多いことは周知の事実で、観光客は遊園地のジェットコースター気分?で乗車するので少々高くても反発は少ないでしょうが、阪堺電車は観光客の比率はそう高くなく、また、現在路面電車では高額運賃日本一の阪堺電車はすでに上限運賃250円の認可をもらっているので、次の一手は運賃値上げなんでしょうかね。