高石シーサイドフェス開催

阪堺電車と花火
浜寺駅前からも花火が見える

 2023618日(日)関西で一番早い花火大会こと「高石シーサイドフェスティバル」が開催されました。コロナの影響で4年ぶりの開催となり、気合を入れて打ち上げ数も3,400発とこれまでよりも大幅に多くなっています。

 高石市の実行委員会の主催で、打ち上げ地点は浜寺公園の高石市域ソフトボール場付近、最寄駅は南海線羽衣駅です。しかし、浜寺公園や阪堺線浜寺駅前からも近くこちらの利用も多くなります。

 久しぶりの花火大会で、堺・大阪方面ではPRが行き届いてないにも関わらず、大阪市内からも多くの人出がありました。20時からの打ち上げ開始でしたが19時頃には公園内は人であふれかえりました。直近開催は2019年でサミットの関係で8月開催、しかも台風の影響で天気に恵まれませんでした。2018年以前も花火大会としてはマイナーで人出も「驚くほどの」数ではありませんでした。ところが、今回はこの「驚くほどの」人出となったのです。2003年,2004年堺大魚夜市の花火大会が開催された時の人出に匹敵するものでした。

 阪堺電車は、不覚にもこれ程の人出を予想しておらず、増発せずに済ますはずだったのですが、19時少し前、人身事故で南海線と高野線が1時間余り止まってしまい、その代替となる阪堺線は大混乱となってしまいました。事故発生前からもすでにかなりの混雑で、宿院あたりから積み残しが出ていたのですがが、南海線が止まって立ち往生した列車から乗客が一斉に阪堺線に移動したものの、増発無しの通常ダイヤでは全く運べず、各停留場で大量の積み残し発生となりました。ダイヤは大きく乱れ、打ち上げ時間に間に合わなかった人やあきらめた人が大量発生したようです。

 

 来場時には間に合いませんでしたが、急遽、帰宅客のため臨時電車を数本仕立て、花火終了後1時間半以上が経過した22時過ぎにようやく通常ダイヤに戻りました。

何年か前の明石の歩道橋事故を思い出すまでもなく“花火は鬼門”だということを思い知ることになりました。